食育とは
最近、よく聞くけど、
食育って何 ?
食育とは、生きる上での基本であって、知育・徳育・体育の基礎となるものであり 、様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実現することができる人間を育てることです。
食育は現在、国や地方公共団体による取組とともに、地域の学校、保育所、農林漁業者、食品関連事業者、ボランティアなど様々な立場の人たちが積極的に連携・協働し、国民運動として広がってきています。
食育の基本理念を示した
「食育基本法」を
ご存知ですか ?
近年、「食」を取り巻く様々な変化に伴い、私たちがこれからも健全な心身を培い、豊かな人間性を育んでいくためにも食育がとても重要な課題となっています。
そのため、食育に関し、基本理念を定め、国、地方公共団体等の責務を明らかにするとともに、食育に関する施策の基本となる事項を定めることにより、施策を総合的かつ計画的に推進し、現在及び将来にわたる健康で文化的な国民の生活と豊かで活力ある社会の実現に寄与することを目的として、平成17(2005)年6月に公布され、同年7月に施行されたのが「食育基本法」です。
食育を着実に推進する
「食育推進基本計画」
「食育基本法」に基づき、食育の推進に関する施策を総合的かつ計画的に進めていくため、「食育推進基本計画」が作成されています。現在は、令和3(2021)年に制定された「第4次食育推進基本計画」に沿って様々な食育活動が進められています。
「第4次食育推進基本計画」では
①生涯を通じた心身の健康を支える食育の推進
②持続可能な食を支える食育の推進
③「新たな日常」やデジタル化に対応した食育の推進に重点を置いて取り組むこととされています。その上で、共食、朝食摂取、地場産物の活用、栄養バランスの改善、農林漁業体験、食品ロスの削減、食文化の継承などの具体的な目標を設定し、実現に向けた取組が行われています。
に重点を置いて取り組むこととされています。その上で、共食、朝食摂取、地場産物の活用、栄養バランスの改善、農林漁業体験、食品ロスの削減、食文化の継承などの具体的な目標を設定し、実現に向けた取組が行われています。
地域の食育活動を
支える
新たな
取り組みがスタート
令和5(2023)年度、「第4次食育推進基本計画」に掲げられた目標達成に向けて、都道府県域を超えて地域の関係者等が連携して取り組む食育活動の重点的かつ効率的な推進を支援する「消費・安全対策交付金のうち地域での食育の推進(広域の取組)」が始まりました。
今年度は13の団体が支援を受け、地域での食育として「共食の場における食育活動」「食文化の保護・継承や日本型食生活の実践のための取組」「農林漁業体験の機会の提供」、学校における食育として「学校給食における地場産物等の活用の促進」「和食給食の普及」「農林漁業体験の機会の提供」といった活動に取り組みました。